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第4回プロジェクト創出研究会レポート

~汚染土壌の不溶化及び地下水への浸透防止技術に関する研究会~

2009年2月5日、(財)岐阜県研究開発財団「プロジェクト創出研究会」の第4回研究会(会場:岐阜大学工学部)が開催されました。 今回の研究会では「重金属類汚染土壌の不溶化処理技術」をテーマとし、株式会社鴻池組大阪本社 土木技術部 大山将先生をお招きし、ご講演いただきました。その研究会での様子を報告いたします。

●会場の様子●

今回、50名ほど参加され、研究機関の関係者、実際の土壌汚染の現場で働いている方など様々でした。(写真1)

●発表内容●

1:土壌汚染対策における一般的な不溶化技術について
不溶化処理とは汚染された土壌に薬剤等を添加・混合し、物理・化学的に汚染物質の溶出を抑える技術である。重金属等(第二特定有害物質)に汚染された土壌を対象とし、封じ込め措置や汚染土壌除去の前処理としても用いられている。
2:不溶化技術の利点・問題点について
【利点】
  • 比較的簡便・低コスト
  • また短期間で大量の処理が可能  など
【問題点】
  • 不溶化剤の添加量によっては処理土壌が泥状となる
  • シアン、フッ素や複合汚染土壌への対応
  • 不溶化効果の長期安定性について  など
3:酸化マグネシウム(MgO)を中心とした不溶化処理技術
これらの問題点を踏まえ、酸化マグネシウムを主成分とした薬剤を開発。
【特徴】
  • 六価クロム、シアン、フッ素汚染土壌や複合汚染土壌に適応可能
  • 緩衝能力が高く、長期安定性に優れている など
4:自然的原因による重金属汚染への対応
自然の岩石や蓄積物中に含まれている重金属等が原因で、黄鉄鉱などの硫化鉱物による酸性化・酸性水発生が懸念されている。しかし、土壌汚染対策法は適応されず、トンネル建設工事や河川改修工事等では、周辺環境への影響を及ぼさないよう適切な対応が求められている。 →酸化マグネシウム系不溶化材料には、重金属等に対する高い不溶化効果や長期安定性、及び低アルカリ性物質に対する高い緩衝能力がある。つまり、自然的原因による重金属等含有土や黄鉄鉱含有土に対しても高い適応性がある。