1 設立趣旨
普段気にとめない足元の大地ですが、地球の重要な環境資源です。母なる大地と呼ばれ、あらゆる生物の生命維持の基本要素で、われわれの生産活動の基盤でもあります。しかし、地下水を含む地球表層の大地が、いま、種々の汚染で苦しんでいます。天然の汚染もありますが、農薬、揮発性有機塩素化合物など、人間活動による汚染もあります。こうした汚染の問題は負の価値を持つという性格もあって、あまり表立って話題になりません。しかし、汚染の可能性のある土地はかなりの数に達するという見解で専門家の意見は一致しています。2003年(平成15年)2月から土壌汚染対策法が施行され、汚染の可能性のある土地の調査や修復が法律で義務づけられ、不動産売買時には汚染のない土地である証明を要求される場合も予想されます。
このような状況下、私たちは、天然・人工を問わず汚染など大地が被った負の遺産を素早く診断し、汚染が確認された場合には安全・確実・短時間に取り除く革新的な修復技術を保有する技術集団となるべく、特定非営利活動法人 岐阜大学環境技術研究会を設立することといたしました。
汚染の修復のために、伝統的な浄化技術をより一層高度化するとともに、微生物や植物のもつ生物機能を活用するバイオレメディエーション技術の開発・普及にも力を入れて活動します。また、産官学が協働して環境教育を推進するとともに、あらゆる汚染サイトの調査・対策・予測・浄化完了の技術評価を中立的立場で実施し、環境修復の最適戦略を提案します。
特定非営利活動法人 岐阜大学環境技術研究会は、美しい国土と清浄な地下水を蘇らせ、母なる大地を持続的開発が可能な状態にまで修復し、次世代に引き継ぐお手伝いをいたします。 |